日本のタオイズムと道教の祭事

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節分と立春

季節に添った生き方をした農耕民族、日本人

そしてこの二十四節気(にじゅうしせっき)と七十二候(しちじゅうにこう)は、農耕民族であった日本人にとって、農耕の準備や仕事の進め方、日常の生活の進め方を考えるのにも、大変よく出来ていたので、日本では明治5年(1872年)にグレゴリオ暦(現在の太陽暦)が採用されるまでの間、長く使われ大切にされていました。

そしてこれらの季節の言葉は俳句の季語としても使われています。

そこで立春に戻りますが、自然なその季節の変化が順調に進むことが、人間にとっても平和で実りの多い年になる、と考えれば節分の豆まきも、その順調な季節の移行を祈ってできた季節のお祭りでもあるといえるでしょう。


「導引」は気のトレーニング

春は木の芽がでて、草花も生長する季節
人間も自然の一部と考えれば
私達の体の気も、実はこの春から伸び伸びと活発に動き出すのです。
古代中国の人達は、自然の変化から人体の変化を学び、
人体を自然に保つことで,病気のない幸せな生き方をするための方法を研究しました。
それが呼吸を伴って体を動かすことによって体内の気を動かす方法、「導引」です。
つまり体内の気の動かし方を発見したのです。
つまり筋肉をトレーニングするスポーツと違い
導引」は気をトレーニングするのです。


「筋トレ」より「気トレ」

春は気温もだんだん暖かくなり
貴方の体内の気も動き出しています。
気をトレーニングする「導引」には絶好の季節です。

無為自然に幸せに生きたいあなたに必要なトレーニングは
筋トレより(筋肉トレーニング)より気トレ(気のトレーニング )なのです。

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