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春夏秋冬を楽しむ生き方、TAO

冬うつ

冬になって日が短くなると、
気持ちがふさいでだるくなったり、
やる気がなくなったり
無性に甘いものがほしくなったり
こういった心の軽いうつを 冬うつ というのだそうです。
最近女性にも増えているそうです。

だいたい柿の実が色づくころから、うつっぽい人がでてきて
春になると改善されるのだそうです。

これも天地自然の気の流れに、人間が影響されている一つの症状でしょうか。

私達人間が体をあまりつかわなくなり、
目や耳からはいってくる過度の情報に翻弄されて、
頭ばかりを忙しく働かせ、緊張させていると
自分に本当に必要なものが見えなくなり、
感じられなくなってきているのではないでしょうか。

そういえば、私も子供のころは体が弱かったので
キンモクセイの香りがどこからともなく漂ってくると
妙に淋しい気持ちになったものです。

夏生まれだからでしょうか、
特に夏が好きなわけではないけれど
秋になるとなんとなくもの悲しい気分になったものです。
ましてや寒い冬はきらい。


道 TAO は天地自然の変化の意味を教えている

そして、タオイズムに巡り合って知りました。
秋が来て葉が散り、冬は木々が丸坊主になってしまうのは、
何も人を淋しくするためではない
木々が春に芽ぶくための準備をしているのだということを。

これも天地自然の流れであり、調和なのだということを。


春夏秋冬を楽しむ生き方

そして自分自身の気をトレーニングすることで、心と体の気の流れが改善され、
自然に元気に廻るようになってからは、秋も楽しく、寒い冬だって大好きになりました。

春夏秋冬、どの季節もそれぞれの味わいがあり、楽しみがあるのです。

その四季を楽しむ生き方、
これが宇宙に生かされる、もっとも自然な人間の生き方なのです

流されない生き方

道家道学院